細うどん
ざるうどんがおすすめの、夏向けに作ったうどんです。
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このうどんは、私たちの畑で栽培された小麦で作られています。
畑は岡山県北の標高400mほどに位置し、やや冷涼な気候を活かしてブドウとトマトの産地となっています。
一方、歴史を数十年ほど遡ると、主食である大麦や白小豆などの穀物が栽培されていたようです。
私たちの本業はワイン造りですが、穀物の栽培や、そこから副次的に生じる土壌改良に興味があったため、小麦や大麦、小豆の栽培を続けています。
運良く、うどんに使われている小麦の収穫後の製粉と製麺も、同じ岡山県内で行ってもらうことが出来ました。
このうどんは最初から最後まで純岡山県産ということになります(原料の塩は除く)。
おそらく、これほど近い距離で全ての工程を完結させているうどんは、今では珍しいと思います。
昭和初期頃までは普通にあったであろう「地粉」と「地うどん」。
世の中は便利になっているはずなのに、当たり前にあったものが今では貴重になってしまいました。
普通の美味しさをもう一度。
茹でる時間はちょっと長めですが、畑から食卓までの距離は案外短いです。
■ 天日干しをした小麦を使用
昔から麦の栽培をしていたという畑に出会いました。
農林61号という古くから作られているうどん用品種を自家採種して栽培を続けています。
収穫後は、稲架(はざ)にかけて天日干し、脱穀後の麦粒も、むしろの上で天日干しをしています。
■ 石臼挽き製粉
石臼挽き歴20年以上という熟練した職人さんによる製粉。
小麦一粒を丸ごと挽くため、胚乳だけでなく胚芽・表皮もバランスよく含まれます。
摩擦熱はほとんど発生しないので、小麦の持つ香りや甘み・旨みが、うどんに体現されます。
■ 天日干しの長期熟成麺
麺生地を2枚重ねにして圧縮するという、珍しい製法の製麺所に加工を依頼。
通常より厚い麺生地を、3日から5日ほどかけて天日と室内で乾燥。
じっくりと乾燥させることにより、麺が熟成し、もちもちとした、小麦の味がする麺に仕上がります。
■ 栽培:コルトラーダ(岡山県新見市)
■ 製粉:一文字(岡山県瀬戸内市)
■ 製麺:小山製麺(岡山県笠岡市)
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■ 茹で時間は8分です。
ご飯は固めがお好きな方は、茹で上がったらそのままで、
柔らかめがお好きな方は、茹で上がったら火を止めて鍋のフタをして、
蒸らし時間を1分〜2分とるのがおすすめです。
○ 茹で時間8分→ 食べ応えありの固さ
○ 茹で時間8分+むらし1分 → やや固いけどふっくら
○ 茹で時間8分+むらし2分 → ふっくらしてややもっちりした感じ
グツグツ強火で茹でると麺が溶けてしまうので、
フツフツするくらいの火加減で茹でてください。
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■ 同一ラインで、そばの製造をしています
■ 小麦のふすまが含まれているので、一般のうどんより茶色がかっています。
■ ふすまの茶色の小さな粒の混入も見受けられます。
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■商品詳細
● 内容量/250g (2〜3人前)
● 原材料/小麦(農林61号 無農薬 無肥料)、天外天塩、井戸水
● 賞味期限/2021年2月28日